手首を骨折(橈骨遠位端骨折)しました。
当日の痛みや状況と救急病院へ行った時のまとめ

  • 2023.12.01
  • 2022.10.20

雑記など

手首を骨折(橈骨遠位端骨折)した当日の痛みや状況と救急病院へ行った時のまとめ

いきなりサイト・ブログのテーマとかけ離れたテーマになるのですが、タイトルの通りで、利き手の「右手首」の骨折をしました。
実際にはリアルタイムで今、骨折しているわけではなく、折れたのは先月である程度回復してブログも書ける状態にはなっています。

なぜこれを記事にしているのか?というと、自分自身は1人で事業でやっています。
取引先との兼ね合いなどもあって法人化してはいるものの、実際には1人法人で自分以外に社員もおらず、何か一緒に誰かとやるのも全てパートナーなどその時に依頼して契約してという形です。

なので、手首骨折をした時、これ仕事できるのかな…大丈夫かな…というのが痛みと共に頭をよぎりました。
救急病院で待っている間にも過去のそういう経験した人はいないかと色々な人のブログを調べては見て、どれくらいで回復して仕事はどうしてたのかを探しに探しました。

が、折れた経緯や経験、その後の回復傾向などは書いている人はいますが、仕事に絡めてまでそこまでガッツリ書いてくれている人はいなかったので、それならいったん自分の記録を全部残しておけば、同じようなフリーランス的な人や1人事業の人が万が一、手首骨折した時に参考になるかなという事でまとめてみました。

ぶっちゃけ記録としてはめちゃくちゃ長くなりました。
1記事くらいでサクッと書こうかなと思ったら、意外や意外、合計で10記事分くらいになってしまったので、その記録として全部まとめています。

簡単にまとめるとこういう感じ

色々かいてたら長くなったので、この記事を要約するとこのような感じです。

  1. 公園で遊んでて手首から落ちました。
  2. 見るからに手首がおかしく激痛で折れてると実感
  3. 旅行中かつ遠地のため、病院探しからはじめる
  4. 見つかった救急病院へ行くも連休中で時間かかり痛みに耐える
  5. レントゲン撮影したら、骨折+骨ズレで要手術
  6. とりあえず当日は応急処置で手技の整復にて骨ズレを元に戻すことに
  7. 麻酔してもらいとにかく手首と腕を引っ張りに引っ張られる
  8. 今できることは完了。とりあえず痛みはひいてなんとかなった
  9. その後の手術は紹介状書くから近くの病院へ

といった流れでした。
より詳細は下記の感じです。

手首を骨折してしまった状況などについて

まず手首骨折は、連休中の旅行時でした。
3連休だったので、家から少し遠くへ家族旅行をしにいったところで、大公園的なアスレチックとか遊具とか色んな遊びができる場で、そこで子どもと遊んでいた時に誤って手首から落ちてしまいボキッといってしまいました。

もう手首を付いて着地した瞬間に激痛が走り「やっちまった…」という気持ちで手首をみたら、もう尋常じゃないのが一目瞭然でした。
手首が盛り上がってるというんでしょうか。骨が折れてそれが衝撃で折れた骨同士が重なってるという感じですね。

なので、見た瞬間に「あ、これ折れてるな…」と悟りました。
ただ息子が横にいたので、そういう衝撃シーンを見るとトラウマになると思ったので平静を装いながら隠して、めちゃくちゃ頭の中でいろんな事を考えました。

  • 手術すんのかな?
  • ギプスかな?
  • 入院とかするのかな?
  • 仕事どうしよう…
  • この痛みでタイピングはできるのか?
  • 左手一本で仕事いけるか??
  • デザインやコーディングは左手だけでいけるか?
  • フットペダルとか買う必要あるかも?
  • マウスの操作くらいはいけるか??
  • 今連絡しとくべきか…、折れてなかったらややこしくなるか?
  • もう少し状況がわかってからの方がいいか…?
  • 直近で急ぎのやつはどう進めて完了させるか…
  • 今抱えて進行中の案件はどう進めるか…

みたいな事を、痛みの中で考えたりしてました。

なにはともあれ、まずは救急病院へ

とりあえず見た瞬間におかしな事は誰が見ても明らかだったので、病院に行かないと…となったのですが、運の悪いことにこの時はまさに3連休のお休み時期で、場所も車で奧の方まで走って辿り着ける大公園遊び場みたいな場所です。

普段であればそのまま病院に行けば良かったのかもしれませんが、今回は3連休というまさに病院があいていないという期間だったため、まずこれがなかなか大変でした。

とりあえず、近くにある病院で救急系で見てもらえるところを探して電話して、今日診てもらえるかを確認して診てもらえるというところに行きました。車で1時間弱、とにかく乗っている時に揺れたりするとその衝撃がきて痛かったのだけは覚えてます。

このあたりは、息子が「痛くない?大丈夫?」と心配して聞いてくるのを安心させるため、「全然。大丈夫大丈夫。」と言いながら、めちゃくちゃ痛くて冷や汗をかいてたのを覚えてます。

連休や遠くに遊びに行った時は重傷を負うと病院行くことすら大変なので、とにかく気をつけた方が良いのは間違いないです。

待つ事3時間。レントゲン撮影

当然連休中なのでただでさえ忙しい病院はより一層忙しいです。
救急系に行く事になったので、場合によってはもっと重い症状の人が先に診られるなんてこともあります。

実際、自分も待っている間、後から来た重い人の方が先に診られるというのはありました。
大量の薬を飲み過ぎて…という人が運ばれてたりなど、あ、救急だな…という感じがしました。

手首の骨が折れていると死ぬほど痛いけど命に関わることはないので、救急という枠で考えたら、後回しになってしまうがのも仕方ないところですね。

結果的にはだいたい到着してから3時間ほど待ってレントゲン撮影をし、骨折が判明しました。
ちなみに子どもは旅行中での遊び中にいきなり病院へ行くはめになったので、忘れてもらうために遊び場に戻ってもらい、ここからは1人で待機してました。

ちなみに余談ですが、この時トイレ行きたくなったときがメチャクチャ大変でした。
動かすと激痛、だけどズボンとか脱ぐのに腕動かして力を入れたりすると痛い…の繰り返しで大変でした。

ちなみに、初めて知りましたが、手首の骨折、いわゆる一般的な手首の骨がぽきっと折れた骨折の事は「橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)」と言うようです。

そして骨折の中では非常に多い事例で、特にお年寄りがこけて手をついてしまって折れる多くがこれと言ってました。若い人は珍しくてスポーツしてたりアクティビティ系しててそれのせいで折れることはあるけどねーとも。まさに今回の自分がそうですね。

診断結果:骨折&骨ズレが発覚

レントゲン結果を見た時、医師に折れてますねー。と言われました。
ワンチャン脱臼という可能性に賭けたりしていましたが、レントゲン診て自分でもわかるくらいにポッキリいってました。

なにより最悪なのが折れただけでなく、骨が折れた時に衝撃が強かったので、そのまま折れただけでなく折れた骨がそのままズレて重なってしまっているというおまけ付きでした。
だから手首が以上に腫れ上がってたんだという逆に納得でしたが…。

ここまでズレて重なるの珍しいけど医師からどういう落ち方したの?と聞かれるくらいでした。手の付き方というか向きが悪かったら、ひじとかの方に骨が出たりの可能性あったかもよ…と言われたのは衝撃でしたしゾッとしたのを覚えてます。

万一こけるとき、手はついちゃだめだし最悪付いても力が逃げるような付き方しないとダメですね。

なので、レントゲン見た限りは手術はした方が良い。という診断でした。
骨ズレを治して、綺麗に元通りとなる可能性もゼロじゃないけど多分ここまでズレたら無理だと思うから、骨ズレなおす応急処置してから後日手術というのが一番良いんじゃ無いかなという診断結果でした。

この折れ方とかは手術でちゃんとやっとかないと将来的に後遺症的な感じで可動範囲が狭くなったり手首動かす時に痛みが出たりする可能性があるという話でした。

手術一択に近いけど、遠距離のためできない

なので、手技でいったんやってみて、その結果診て判断はするけど手術一択と思ってもらっておいた方がということで自分の中でも手術一択という考えになりました。

ただ、問題は今は旅行中のため、家からその救急病院は気軽に通える距離じゃありません。
骨折の治療は経過観察などのために何度も通ったり、リハビリも必要なため通える病院にする必要があります。

そのため、まずは麻酔を打って骨がズレてるのをなおす整復と呼ばれる応急処置をする。
その後、家の近くの病院でいきつけ、かかりつけがあればそこ、なければ自分で調べてもらってその病院宛に紹介状を書くので後でなんて病院にするか教えてね。という感じでまとまりました。

ちなみに、この時、この手技でズレ直して痛み止めを飲めば、今感じてる痛みのほとんどは無くなると言われて、助かったー!と思いました。

手技で骨ズレを直す。がなぜか激痛!!!

ということでレントゲン結果を見て診断して、その後の流れを双方で話して納得した後は、とりあえずまずは手技の手術をして骨がズレて手首がボコッとなってるのを治すとなりました。

産まれて初めて手首に麻酔を打ちました。
が、麻酔って凄いですね。打ってしばらくするとあれだけ激痛だった痛みがなくなりました。

そして麻酔によって痛みが引いたところで手技による整復です。
どんな事をするのかと聞くと、折れてズレて重なった骨を手首を引っ張って元に戻すという予想外すぎる答えでした。

レントゲン機器を手首にあてて骨をリアルタイムで写しながら、それを診て骨のズレを治すというまさかの方法。

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いわば折れてこうズレて重なってしまった骨を、腕と手を強引に引っ張って

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こう骨を元に戻すといった方法でした。
なんか凄い治療法とかあるのかな?なんて思ったりしてたら、まさかの引っ張って治すという強引力技でビックリでした。

ただ、これがまぁとにかく痛い痛い。
何が痛いかというと、腕と手を引っ張るんですが、大人ふたりが運動会の綱引きをするかのようにそれぞれ反対に最大限の力で引っ張るわけです。

手首の骨が折れた痛みは麻酔で抑えられてても、腕を思いっきり掴まれ引っ張られるのがとにかく痛い。めちゃくちゃ痛い。こっちにも麻酔くれと言いたくなるくらい痛かったです。

自分はずっと処置用のベッドに寝たままで激痛に耐え、医師達は何度も引っ張りつつレントゲンで確認して、もうちょっとか…と汗だくになりながら大人2名が腕を引っ張って骨ズレを治すという第三者の視点で見たらなかなかシュールというか謎な絵ではありますが、とにかくそれを繰り返します。

まぁ激痛と言いつつも、実際に本当にめちゃくちゃ痛いけど、痛みの種類が違うのでなんとか耐えられました。
ただ結局、やっぱりズレが大きいし戻せるところまで戻したけど、それでも地元の病院で手術した方が良いよということで整復もこれで完了となりました。

最後はギプスのようなもので固定化して動かないようにして完了。
あとは紹介状書くからと地元の病院を伝え、かいてもらってお風呂に濡らさないでとかの注意事項を聞いて終わりました。

救急病院での費用・支払いについて

祝日対応の救急病院は、費用の支払いが後払いでした。
多くの救急系とか時間外の場合は費用計算が出来ないため、後払いという形が多いはずです。

で、今回の費用「21,050円」でした。
いやー保険治療でこれだけって今までの人生経験の中でもないくらいの高額でしたが、保険で3割負担なので、保険なかったら…と計算して日本の健康保険制度の有り難みを感じました。

とはいえ、逆に考えると怪我しなければ全く支払う必要のない費用ですし、いきなりの急な出費となってしまったため大きな痛手でした。もっと言うとこの後には入院・手術があるので、さらなる出費も必要という事で、やはり怪我や病気はしないに限るなと改めて実感しました。

先ほど書いたように救急はその日にその場で支払うという事は無く、後日きて支払うというのが遠方ということで不可能なため、その場では請求書の送り先として自宅の住所を記入してそこに送ってもらい振込をするという流れになりました。

ちなみに、利き手が折れたら当然記入事項などは全て左手でやらないといけないので、そういった事務的な手続きも通常の5倍くらい大変だったりします。

整復後の痛みや状況

整復で骨がズレまくってたのを元に戻してもらった後は、まぁ痛かったのが嘘だったかのように痛みがなくなりました。

それまではちょっと動かすだけでも激痛だったりしたのですが、固定化してるのもあって特に変に動かしたりしなければ痛みもなく、ただ右手使えず不自由なだけという状況に近い感覚でした。

なので、なんとかそのまま旅行は継続して楽しめました。
息子も骨折特有のあの片手を吊り下げる姿を見たときは、非常に悲しそうな顔をしてましたが、痛みがないという事と、病院で待ってる間に何してたかの遊びの事をきいたりしてたらテンションも戻ってくれました。

そして、安静にしてたら痛みも特にそこまでひどいわけではなかったため、夜に少しだけ必要最低限の仕事もできました。といっても、右手は動かせないので、左手でマウス操作をして左手一本でキーボードを打つという状況のため、通常の10倍以上の時間がかかった気がします。

ちなみに骨折したのが金曜日の祝日だったので、翌日の土曜日には地元の紹介状を書いてもらった病院に電話して、診察の予約を入れて診てもらうという流れになりました。

紹介状書いてもらう系って大病院系になる事多いと思うので、このあたりは即予約を心がけた方が良いですね。自分は幸い、土曜日に電話して週明けの月曜日に診察という流れでいけました。

診察から入院や手術などについては、次の記事でまとめていきます。


※手首骨折の記事が長くなったため、全ての記事をまとめた一覧ページを作っています。時系列など含め確認できるようにしました。

手首骨折の総まとめ|入院・手術やリハビリに仕事復帰から再手術まで記録

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思えば1年ちょっと前に旅行先で利き手でもある右手首を骨折してしまって、痛みとともに仕事大丈夫かこれからどうしようという不安はとてつもなく大きかったです...

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