手首骨折して手術後1~3ヶ月後のまとめ。
その後の症状や痛み、リハビリと可動域や仕事復帰など
手首骨折のその後のまとめとして今までの続きとして手術を終えて1ヶ月前後についてのまとめをしています。なんだかんだと経緯もずっと書いてきて7コンテンツ目になってしまいました。
1週間経過までは前回まとめていましたが、術後1週間も経過すればある程度は慣れてきますし、今回のテーマでもある1ヶ月が経過する頃には、通常通りとまではいきませんが、もう普通というかそこまで不自由や不便という事はあまり無いかなと言う感じです。
どんどんリハビリの効果もあって回復しているのがわかるくらいに手首の可動域も広がっていきます。
骨折手術後~1ヶ月後までの状況
1週間前後の状況は前の記事でまとめましたが、今回はそのリハビリを開始しだした術後1週間のその後の状況で、そもそも自分のリハビリおよび術後の診断は下記のようなスケジュールで行っていました。
主な診察結果とリハビリの実施スケジュール
- 2022.09.30:手術
- 2022.10.01:退院
- 2022.10.03:術後の診察(特に問題無し)
- 2022.10.05:リハビリ開始
- 2022.10.13:祝日の影響で遅れたものの添え木が取れる&リハビリ
- 2022.10.17:リハビリ
- 2022.10.24:リハビリ
- 2022.10.27:診察(問題無し)
- 2022.10.31:リハビリ
- 2022.11.07:リハビリ
- 2022.11.10:診断(問題無し)&リハビリ(ここでリハビリ終了)
だいたいこういった感じで進みました。
最初こそリハビリは少し多めに週2回ほどで入った時もありましたが、結局自分でどれだけ動かせるかといったところも重要ということで、その後は週に1回のリハビリというスケジュールでいきました。
上記のリストを見てもわかるように、リハビリ自体も10/5から始まり11/10でいったんは完了ということで最終的には1ヶ月と少しくらいの期間やっていたという事になります。
1ヶ月もすれば痛みやむくみも徐々に無くなる
1週間程度であればまだまだ痛みや術後の色々な影響でむくんでいたり、風呂に入って洗えないなどの影響もあってか右手首どころか右手が色々と小さく気になるところはあったりしますが、そこから徐々に回復傾向に入って行きました。
1ヶ月もする頃にはもう痛みも特になく、よほど強い力で手首にあたったりする程でなければ大丈夫で多少当たったくらいでは痛みもないのでだいぶ余裕が出てきた感じでした。
三角巾などの吊り下げも1ヶ月経過くらいで不要に
手術後の最初の頃は右手を下におろさないために三角巾的なもので吊り下げていましたが、1ヶ月経過する頃になればもう無くて問題ないといったところです。
唯一使うシーンとしては、人が多いところへ行くといったシーンなどの場合、万一ぶつかったりすると…といったところが少し怖かったので、骨折してますという目印のために使ったりしていました。
可動域も1ヶ月も経てばだいぶ戻る
術後すぐのリハビリ開始前にはリハビリシートや計画書などに現在の状況が書かれますが、その時は手首の可動域としては、前後で10℃、左右の回旋はほぼ0℃というレベルの動きしかできませんでした。
左右の回旋が0℃なのでほぼ全くといって良いほど手首を捻ることができないという感じですね。
しかしながら、10/5からリハビリを開始して11/10にリハビリを完了しますが、この完了時のリハビリシート・計画進行表みたいなものには前後が70℃、左右の回旋は80~90℃まで動くほどに回復していました。
実際この頃には手首を動かすのに前に倒したり後ろに倒したり、左右に捻ったりというのもほとんど影響無く行えるようになっていました。1ヶ月経つ頃には重すぎないものは持てますし、捻ったり、手を突いたりなども可能です。
簡単な筋トレなら可能に
実際にこの頃から少しずつ筋トレ的なものも試したりしました。
いわゆるぶらさがり健康器的なものにぶらさがってみたり、腕立て伏せをしてみたり、コロコロローラーを使って見たりしましたが、問題なく筋トレができました。
とはいえガッツリの筋トレなどは難しいのかなとも思いますし、そのあたりはリハビリ中に相談した方が良いかもしれませんね。
実際にいろんなことを実践できる程には回復
実は術後の1ヶ月は割と色々な事がありました。
骨折して手術した割に、なかなかアクティブというかそれなり(?)に負荷ある事やってたのかな。という感じがしなくもないですね。
- 退院3日後に妻が毎月恒例の仕事の出張で不在のため息子と2人で過ごす
- その時に洗濯機が故障し、コインランドリーに洗濯物一式を持ち運び
- 実家へ息子と2人で遊びに行き、お庭キャンプやBBQなどして遊ぶ
- 応援しているセレッソ大坂のルヴァンカップ決勝応援のため宿泊込で国立競技場へ
- 宿泊した翌日はアスレチックで遊ぶ(手を使わないものは自分も参加)
といったような事を、手術を終えて退院して1ヶ月の間にやっていました。
なんなら最初の3つくらいは術後すぐでリハビリ開始しだしたくらいですし、可動域に制限があってもそれなりに工夫すれば問題なく色々やれるのは間違いありません。
1ヶ月経つ頃にはもうかなり問題なく、国立競技場へ応援に行った際には応援の手拍子的なものなども軽くやったりなどもしてました。
仕事にはもうほとんど影響無し
デスクワーク中心ということもあって、そもそも手術後1週間くらいの時点でそれほど大きな影響が無かったわけなので、添え木が取れて手首の可動域がどんどん回復している状況なため、仕事に影響が出ているはずがありません。
全く同じように打ち合わせをしたり、デザインしたりコーディングしたり運用や運営をしたりなど骨折前と変わらずやれていました。
結果的に今はご時世的にも打ち合わせなどがZoomなどオンライン中心になったので、ほとんどのクライアントには骨折して手術をして入院をしたという事を伝えることなく、案件を飛ばしたりクレームに繋がるといった事などもなく、無事にこなすことができました。
リハビリはマッサージ&負荷をかけて
病院でのマッサージは相変わらずです。
とにかく固まってしまった筋肉や関節をこれでもかというくらいにほぐしていきます。
ただ可動域が少しずつ増えていく頃は、どんどん可動域を広げるためにリハビリの先生のもとで手首を反ったり曲げたり捻ったりを何度も何度も何度も繰り返し行いました。
ぶっちゃけ自分で同じ事やれるかというと、痛いしそんな曲げて大丈夫か?骨に影響とか出ない?と不安になったりもしそうなくらいやるので、自分では無理だろうな…というくらいにはガッツリやられます。
結構な頻度で悶絶しながら痛みに耐えてという感じでやってました。
家ではもう少し緩めでいいからよくあるマッサージのように少し痛気持ちいいくらいで止める感じでお風呂の中や空いた時間でやってねーと言われました。
大事なのは家でのセルフリハビリ
毎日仕事もあるためリハビリへ頻繁に行けば行くほどそれだけ時間も取られてしまうため、結局リハビリに行くのは週に1回としていたので、大事なのはどれだけ家で自分でリハビリをできるかというところになります。
週に1回のリハビリも大事ですが、それだけで治っていくわけではありません。
あいた時間などでどれだけしっかり右手を動かしていくかなど、家で自分でやれるリハビリがとても大切です。
実際にYoutubeや様々なサイトなどを見て調べたりすると、この頃で家でできるリハビリといったところの解説などが出てきたりします。自分はそういった色々な情報から自分でやれそうなもの、続けられそうなものなどをピックアップして、朝、昼、風呂、夜、寝る前などタスク化してやっていました。
自分がやっていた自己リハビリの簡単な例
文字で書くといまいち伝わり難いですが、実際にやっていたのはこういう感じのリハビリです。
指の体操
- 指を付け根部分から曲げて、手のひらにくっつける(各指ごとに10回)
- 指の第1関節で曲げて、指を折り畳んだ状態にする(各指ごとで10回)
- グーパーグーパーを繰り返す(10回)
- 親指と各指それぞれでオッケーサインを作る(各指ごとで10回)
- これを左右の手で交互に行う
手首の可動域を広げる
- 手首を反対の手を使いながら、痛気持ちいいくらいの位置まで前に倒して10秒静止
- 手首を反対側に限界まで反って10秒静止
- 反対の手で腕をおさえながら、左右に出来るところまで旋回し10秒静止
- 3の反対側に旋回し10秒静止
- 最後に手首をぐるぐる回す(実際は回せない)イメージで動かす
その他
- タオルなどで雑巾絞りをひたすら繰り返す
- 柔らかいゴムボールなどをとにかく握る
- 新聞紙やチラシなどをくしゃくしゃにする
みたいなことをひたすらやってました。
もうとにかく思いついた時にやってました。
やればやるだけ回復早いよという事は言われてたので、空いた時間などでやってましたし、お風呂の時は特に重点的に自分で自己リハビリみたいな感じでやってました。
またこれはやっていて意外だな?と思ったのが、手首のところを重点的にやると、今度は指のところや手の甲などそういったところが全然ほぐれないというか曲がらないといった事も経験しました。
手首を反らせるとほぼ元通りの角度くらいに曲がるのですが、そうなった時に手首ではない手の甲から指にかけての部分が突っ張った感じがするといったような具合です。
なので手首だけでなく最終的には指から右肘くらいまでの色んな所に軽い刺激がいくようなマッサージや動かし方などをしたりしていました。
最終的には3ヶ月後に全てが完了
リハビリ自体は1ヶ月と少しして可動域がほとんど戻ったところで終わります。
ただ骨折以前と全く遜色ないというわけではないため(そもそも骨ズレが大きい場合100%は戻らない事も多い)、リハビリ行く事自体が終わっても家でその後もひたすらやり続ける必要があります。
それをすることで、リハビリ完了時の℃数がより回復していくという形でしたので、家でその後も空いた時間などでやっていました。
ただリハビリ自体は終わったとしても、その後も手術後の経過観察などは引き続き行われていました。手術と診察系だけでまとめると
- 2022.09.30:手術
- 2022.10.01:退院
- 2022.10.03:術後の診察
- 2022.10.13:祝日の影響で遅れたものの添え木が取れる
- 2022.10.27:診察
- 2022.11.10:診察
- 2022.12.08:診察
- 2023.01.19:診察(完了)
こういう流れになっていました。
合計すると手術後に7回の診察をしていますが、1ヶ月後くらいからは、月に1回の経過観察をしていく感じでみてもらって完了という流れでした。
もう最後の方は年末年始挟むし、念のため年明けに見て問題なければ終わりって感じだねーといった状況で、年明けに実際に訪れても問題無いね。終わり。みたいなそんなレベルで完了になりました。
実際はリハビリと同じで1ヶ月くらいでもう診察もただ経過観察になっているので特に問題があることもないかなと思いますし、痛みやその他諸々など、この頃にはもうほとんど影響も無い状況になっています。
手術痕のところは当たると痛い(人による)
これは人にというか体質によるのかもしれませんが、手術をした箇所が自分はケロイドになってしまったので、そのために当たったりすると痛みが出ている状態になりました。実際には「肥厚性瘢痕」と呼ばれるものらしいです。
人によっては全然ならない人もいるらしいですし、自分も普段の傷などではなったことなかったのですが、今回の手首手術のあとに関しては、残念ながらケロイドで赤く膨れ上がってしまいました。
これがずっと続くなら治療とか治すためにどうするかというのも少し考えたのですが、後述してますが、どうせ1年後には再手術するのだからということで今回は放置しました。
ただ、何かモノが当たったりそこそこの力で掴まれたりすると痛みはあるので、子どもとの遊びや手を掴まれたりする時は注意をしていました。
手術後はそういったことにならないように、伸縮性テープを手術痕に張ることで予防などできるそうで、最初からそれをしておけば…と思わなくもなかったですが、まぁ今更言っても仕方ないということと、普段は特に痛みもないのでまぁ1年後で良いかということでそのまま置いておきました。
最終的には手術1年後の再手術で本当に完了
手首骨折の手術の最大とも言えるデメリットがこれですね。
1月をもって今回の骨折における治療や診察などはほぼ完了といったところにはなりますが、手術では固定のためのプレートを埋め込み、そのために骨にボルトを埋め込んで固定しています。
当然骨が回復してくっついた後は、このプレートは不要になりますし、骨に埋め込んでいるボルトも除去しなければならず、そのために再度、手術してから1年後くらいを目安にもう一度入院をして手術をする必要があります。
そのプレート除去の手術を終えて、はじめて手首骨折に関する諸々は完了になるといったところになります。そのため現段階では治療としては終えてはいるのですが、そのまま過ごして1年後にまた来て手術しましょう。という段階です。
そんな感じでずっと何回かにわけて手首骨折をした経緯についてまとめてきましたが、いったんはこれで完了です。最後の最後はまた秋頃に再度入院をして手術をする感じにはなるので、それが終わった頃にまたまとめておきたいなと思います。
長くなったところはありましたが、実際に自分が手首を骨折してめちゃくちゃ調べに調べて気になったりしてたところをまとめてきたので、特にWeb系などの業務に就いてるフリーランスの方や1人事業主の方などの参考になれば嬉しいなと思っています。
まぁ本音を言えば、参考にしないために骨を折るなというのが正しいのかもしれませんね。
※手首骨折の記事が長くなったため、全ての記事をまとめた一覧ページを作っています。時系列など含め確認できるようにしました。
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