手首骨折の手術後から遂にリハビリ開始!
手術後の手首の状況やリハビリを始めて1週間のまとめ
手首骨折におけるテーマについて色々まとめてきましたが、前回は入院・手術・退院とまとめてきたため、今回はその続きとなる手術を終えて退院してからリハビリ開始前後の状況についてのまとめです。
基本的に手首骨折で手術をした場合は、プレートをボルトで固定している形になるため、よほどの強い衝撃を与えない限りは骨がズレたりなどが起こらないため、手術後のリハビリ開始は思っている以上に早く開始されます。
自分の行った時はある程度はリハビリいつからする?という感じで選ぶことができたりはしましたが、とにもかくにも早くにやった方が良いという事を言われたので、術後の経過観察の日からそのままリハビリを開始しました。
術後~リハビリ開始までの状況
まずは手術を終えて退院をして、リハビリ開始までの状況などについて、痛みやしびれ、むくみ、そもそも手首はどういう状況なのかというところをまとめておきます。
痛みについて
何もしなければ特に痛みはありません。
ただ術後しばらくは、痛み止めを飲んでいないと痛みます。
自分はもう痛み引いたんじゃないかと思って手術の2日後に痛み止め飲まなかったら、夕方くらいの風呂上がりにめちゃくちゃ痛みました。痛み止めが念のためも含めて2週間分出されていたので、さすがに2日は早かったのかもしれません。
とはいえ結局は4~5日くらい念のため痛み止めを飲んでましたら、そのあたりで止めても特に痛みなど出なかったのでそこで痛み止めを飲むのをやめました。
当たったら痛みはめちゃくちゃあります
痛みはないというのは、何もしなければです。
ぼーっとしてたり負荷を掛けなければ、ジンジンしたり奥の方が痛んだりといったそういう痛みはないという感じです。
右腕、特に右手首あたりになにかモノが当たったりしたらめちゃくちゃ痛いですし、なにより怖いです。
仕事復帰して通勤などで電車に乗ったりする場合は要注意です。
特に満員電車などに乗る場合は、人が多かったりでカバンなど何かが右腕に当たったりすると激痛です。
自分は周りにアピールというわけではないですが、自分は骨折しています。というのがわかる首から三角巾のようなもので吊り下げたり包帯グルグルにしつつ、右手首を左手で覆い被せるようにカバーして乗ったりしていました。
あとは小さい子どもがいるときも要注意です。
手を繋ごうとして右手を急に掴まれたりすると、驚きと痛みが伴う事になります。
子どもに言ってもすぐ忘れてしまうのでそのあたりは親側で対策する必要があるかもしれません。
普段は三角巾などで腕の吊り下げが必要
骨折して手術をした場合は、ギプスのようなガッチガチの固定化は必要ありませんが、それでもいわゆる骨折をするとよく見るあの三角巾を使った腕の吊り下げが必要になります。
基本的には右手を使って何かをするという状況でない時以外は、右手は吊り下げて骨折した人の姿になります。
むくみや腫れはかなり残る
骨折して切って手術をしてるわけなので、そんなすぐに元の右手に戻るわけがありません。しばらくはむくんでいるし腫れているし、ぼこっとした手首になっていますし、なんなら手術跡の痛々しい感もしばらく残ります。
まぁこの辺はどうやっても時間の経過が必要なところになるため、むくみや腫れが徐々に解消されていくのを待つしかないです。
手首の可動域について
手術をしてしばらくは添え木で固定をしています。
そのため、手首の手術した内側に木を添えて包帯でグルグル固定してるのですが、1週間程で取れる状況になります。
この時、動かしてみたりしますが右手首は正直驚くほど動きません。
語弊無く言えば、本当に全くといって良いほどに動かないというのが手術後の状況です。
1週間も経てば動かす際の支障となっていた堅い木の板がなくなっても、普通なら動かせるはずなのですが動きません。右手首が前後にも左右にひねったりも全くと言って良いほどに動かず、ガッチガチに固められているようなそんな状況でした。
右腕自体は当然問題なく動かせますし、指先も動くので仕事的な面や食事面では大きな支障はないのですが、右手首が自分でも驚くくらいに動かず、嘘でしょ?マジで?これ動くようになるの?こんなに動かないのに?と思うくらいには動かなかったです。
実際、リハビリ開始時に今の手首の状況がカウンセリングシートみたいなものに書かれますが、自分は手首の可動域が、前後が10℃ほど、左右のひねりは0℃という記載がされてました。0℃なので左右のひねりは全くといって良いほど動かせなかったという感じですね。
日常生活もデスクワークも大きな問題はなし
手術後はやはり多くの人がどれくらいのペースで回復し日常生活や仕事をこなせるかというのが気になるところかと思いますが、これはもうデスクワークなら何ら問題ありませんし、日常生活も右手は使えない不便さはありますが、特にそれほど大きな問題になることはありません。
一切使えないというわけではなく、負荷をかけないという感じなので、簡単な支えとして右手を使えたりはできます。こう書くとそんなに変わるか?と思うかもしれませんが、一切使えないのと、些細なことなら使えるは天と地ほど違います。
書類を書くときなども、一切右手が使えなければ左手で持っているモノをまず椅子や机におろして、そこから紙を入れ替えてといった手間が必要ですが、右手が多少支えなどでも使えれば、書いた書類を右手で持って入れ替えたりなどできたりと簡単な作業などが超絶楽になるくらいに違いが出ます。
そういった感じで不便さはあるものの日常生活は普通に送れますし、仕事もデスクワークであればマウス操作やタイピングなどには影響はないので(多少添え木が邪魔だったりすることはありますが)、問題なく行えます。
そのため、自分は退院翌日が子どもの運動会でしたが普通に参加して観戦したり写真を撮ったりしましたし、洗濯物の取り込みや畳んだり、子どもの習い事の送迎も普通にしたりとできました。
とはいえ小さな不便は至る所で出てくる
とはいえ色々と過ごしていくと、大きな不便というかクリティカルな不便はあまり無かったとしても、日々の生活における小さな不便というところは、やはり右手が使えないため色々と出てきます。
そもそも大きな荷物や両手でモノが持てないですし、持とうとしても右手の握力やパワーが相当衰えているので、持てずに落としてしまいます。つい癖などでそういう動きをして落としてしまいそうになることは多々あります。
何よりもまず毎日の着替えに手間取ります。
ボタン系の服は着るのを辞めようと思ってしまいますし、冬になって着込む服が増えれば増えるほど片手で服を着なければならず大変です。骨折するなら春~秋がまだマシですね。
男性の場合はそもそも小でも大でも左手一本だと難易度が上がります。
片手でも立って小くらいは余裕でしょ?と思うかもしれませんが、そもそもベルトをしているズボンのベルトを外して、ズボンとパンツをとやると結構手間がかかります。
女性は自分にはわかりませんが、おそらくもっと大変なのではとも思います。
なによりトイレットペーパーを切るのが片手だけだとこんな面倒なのかと思った程です。紙の質によっては切りにくかったりする事もあります。
他にも、ペットボトル、缶のプルタブなどが開けられません。
これ以外と盲点というか忘れがちですが、ペットボトルの蓋が片手だと開けられないもしくはめちゃくちゃ苦労して開けなければなりません。
ペットボトルを開けようとすると、片手のため足でペットボトルを挟んで固定して左手で開けるという形を取るのですが、最近はリサイクルのためか非常に柔らかい素材が多いため、ペットボトルを足で挟んで固定すると、めちゃくちゃ「くしゃっ」となって凹んでしまいます。
その状態でペットボトルを開けようとすると、そもそも凹みすぎて力が入らず固定できなくなかなか蓋が開かなかったり、なんとか開けたと思っても、その瞬間に足で圧迫しているせいで、ドバっと一気に中身が出てきたりする事もあります。
缶も同じで足で支えて開けようとすると、プルタブを開ける時に力が入って足の支えの力が足りなかったり衣服などの影響で滑ったりすると、缶が倒れてしまったりなんて事も起きたりしました。
特に利き手を骨折した場合は、普段何気なくやってる事が全部逆の手でやらないといけないので、そういう小さな不便が多々あります。
挙げればキリがないくらいにありますが、あらゆる鍵を開ける時に逆の手で開けなければいけないのがとにかく左手で慣れなかったり、改札通る時にパスケース出すのも左手で出さなければならず、通る時のタッチも左手でやるので、癖で右手で出そうとすると「あ、そうか」みたいな感じでプチストレス。
そういう小さな不便は色々と挙げたら毎日少なからず感じるところはでてきますので、注意が必要です。
術後すぐにリハビリ開始&添え木も1週間程で取れる
手術を終え退院をした後は、すぐに経過観察をして、問題なければそのままリハビリという形に自分の場合はなっていました。リハビリはある程度、いつからするかというのは自分で決められる感じでしたが、とりあえず早くやれば早く回復するということで、最短で開始することになりました。
そのため、骨折→手術→退院→リハビリまでの日程はだいたい下記のように進みました。
- 2022.09.23:骨折&救急病院で応急処置
- 2022.09.26:地元の病院で再検査
- 2022.09.29:入院
- 2022.09.30:手術
- 2022.10.01:退院
- 2022.10.03:術後の診断
- 2022.10.05:術後の診断&リハビリ開始
- 2022.10.13:術後の診断&添え木が取れる
こんな感じでした。
リハビリは手術後1週間経たず5日後に開始
上記の通り、リハビリ開始は早かったです。
というのも自分的には仕事含めなるはやで回復を目指したかったので最短希望という形で進めました。
手術後の診断でプレートやボルトでしっかり固定されていて日常生活(仕事含め)をしてもなんら問題は起きていないというのが確認できたので、まだ添え木が取れていない状況でもリハビリして大丈夫という事で、手術の5日後から開始ということになりました。
添え木は手術後1週間ほどで取れる
本当のところは、2022.10.10に添え木は取れる予定だったのですが、スポーツの日の祝日のため、担当医の外来日が合わず、少し後ろにずれ込んで10.13に取れたという感じです。
実際は1週間ほどで問題がなければ固定用の添え木は取れるようになるかと思います。そして添え木が取れれば、濡らしてもOKということでもあるため、濡れるの防止などをしなくても良くなり、右手をそのまま湯船に付けたりできるようになります。
なんなら久しぶりに顔を両手で洗えたりするという事でちょっとした感動を覚えますが、実際には右手首が固まってて上下や回旋などができないため、めちゃくちゃぎこちない動きでやることになります。
リハビリはとにかく痛かった
そんなこんなでリハビリが手術後に開始されます。
リハビリって聞くともともと痛いとか、無理矢理動かすなどそういうイメージはあったりもしたのですが、実際にやってみたらめちゃくちゃ痛かったです。
とにかく骨折して固定して一切動かしてなかったため、骨の周りの筋肉が減ったり関節が固まっていたりるのでそれをとにかく動かしてほぐしていくのが必要ということで、理学療法士の担当の方がこれでもかというくらいに筋肉をほぐしてくれます。
添え木がまだある場合は取ってリハビリ、終わって固定
自分は上記の通り手術を終えて1週間も経たない5日後から開始しました。
添え木の固定をしていたとしても、リハビリ時はそれを取り外してリハビリが終わったらまた同じように固定をするという感じで進めました。
手術でプレートとボルトで固定化させているので、転けて手から落ちたりや、5kgや10kgなどの重い荷物を急に持ってといったような負荷でない限りは影響はなく、リハビリでの揉みほぐしたりする程度では骨に何か起こることはないので問題ないというカラクリです。
とんかくマッサージでほぐしてほぐす
リハビリとは名ばかりでほとんどがマッサージみたいな感じです。
ガッチガチに筋肉や関節が固まってしまっていて、可動域が0℃~10℃未満というレベルなので、それを少しずつ元に戻すためにマッサージでほぐしてもらいます。
自分では怖くて押せないところや、痛みと怖さで手首を曲げたり反らしたりしにくいところを、気にせずグイッとやってくれます。もうとにかくそれの繰り返しという感じですね。
手首周辺のコリコリに固まった箇所をとにかく揉んで解して可動域を増やす。ということをひたすらに繰り返します。
自宅での普段からの自己リハビリも大切
病院にリハビリに行けばやってくれます。
とはいえ、時間的には30分~1時間弱くらいといったところです。
回数などは週に何度行くかは自分と病院側や主治医との相談で決めたりすることになるとは思いますが、基本的にはリハビリに行ってる時だけ気にすれば良いというわけではなく、普段の日常でどれだけ自己リハビリができるかも大事になってきます。
週に1度や2度行って、30分~1時間揉んで解してをしてもらってるだけで、どんどん手首の可動域が広がるなんて事はありません。毎日空いた時や風呂時間などを使ってどれだけ自分でもしっかりリハビリをやれるかが大事になります。
実際に最初の頃は可動域が非常に狭かったり、まだ恐怖心的なところもあったりする事も多いので、自宅でやれる事は少ないかもしれませんが、時間が経てば徐々にやれるようになっていきます。
自分はとにかく仕事の合間でトイレにいく時・帰りに色々やったり、風呂に入った時にマッサージしたり動かしたり、寝る前にやったりと仕事のタスク管理の如く、毎日やることリストみたいなチェックを作ってやっていました。
だいたい手術をしてから1週間前後というのはこんな感じでした。
痛みや仕事のことで不安を覚えてたりはしましたが、結果的には何も問題なく過ごせるようになった感じで安心したのを覚えています。
この後はとにかくリハビリを継続したり、自分で動かしたりしてとにかく元に戻すための日々を過ごすという事になるので、そのあたりはまた次でまとめたいと思います。
※手首骨折の記事が長くなったため、全ての記事をまとめた一覧ページを作っています。時系列など含め確認できるようにしました。
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