ホームページで成果を出したいなら、
作る事を目的やゴールにしないことが大事

  • 2023.07.24
  • 2023.06.12

WEB制作・管理

前回、ホームページを作る目的を考えるといったところを書きました。
それと同じくらいに、声を大にして言いたいのが今回のテーマでもある「ホームページで成果を出すなら作る事を目的としない」です。

これも実際に勘違いしてしまっている方も多く、作ることを目的としてしまったり、作る事がゴールとしてしまっている方が多く見られます。

ホームページの制作やリニューアルは、何のために作るのかを考えよう

ホームページの制作やリニューアルは、何のために作るのかを考えよう
記念すべきコンテンツ第1記事目がこういう記事で良いのかとは思いますが、実際にホームページの制作のご相談を多く受けている時、この大前提ともなる考えが疎か...

ホームページは運用してこそ成果が生まれる

目的がただ形としてあれば良いだけ、融資や銀行口座開設のための審査に通ればあとは見栄えがよく綺麗なサイトがあれば問題ありません。というケースであれば、特に気にする必要はないと言えます。

しかしながら、ホームページを作る目的が売上をあげたい、もっと問い合わせを増やしたいといった事業に貢献させるために行うのであれば、作ることも大切ですが作ってからも大切です。

言ってしまえば、作る事より作ってからの方が大切と言っても過言ではないほどですし、何もしなければ、当然何も成果が生まれたり売上が上がるという事はあり得ないのです。

作ることはいわばスタート地点

ホームページというのは作れば終わりというイメージをまだまだもたれがちですが、実際にはホームページで成果を出したいという目的があるなら、作れば終わりではなく、作ってからがスタートです。

ホームページで成果を上げていく事を考えるのですから、ホームページがないということはまだスタートすらしていないという事と同義であり、ホームページができてはじめて、その成果を出すことが可能になったというスタート地点に立った状態なのです。

作ることはゴールではなく、作ってからがスタートという考えをしっかり持っておきましょう。

何もしなければ、何もおこらない

ホームページで成果を上げたい、何かしら売上や次の営業に繋げたいと考えるのであれば、そのための行動を起こす必要があります。先ほども書いたように、何もしなければ、成果は何も生まれません。

何もしなくても作っただけで成果が上がるようなホームページは、いわばそもそも名の知れた人が作ったり、作ったことが大ニュースになるようなケースだけと言っても過言ではありません。

そうでないなら、作った”だけ”では誰も買ってもくれないし問い合わせもしてくれませんし、もっと言うならそもそも誰も見ないどころか、ホームページの存在すら知らないままという事になりかねません。

作っただけでは無人島に店を開いたと同義

これは自分がよくクライアントの皆さんに説明する時に言う言葉ですが、ホームページを作るというのは、無人島に店を開くと同じ意味だと思っていて下さい。とよく説明します。

作っただけではほとんどの人がそのホームページの存在を知らないという状態なのです。すなわち、無人島に店が出来ても誰もその店に行く事もありませんし、それどころか店ができている事やその存在すら知らない状態です。

ホームページも作った”だけ”で、何もしなければこれとほとんど同じ状況なのです。

作って放置しておけば、アクセスは機械か身内のみ

それでも…と願う気持ちを持つ方も多いのですが、現実はやはりなかなかに残酷で、作って何もせず置いておくだけですと、1日のアクセスは0か1、しかもそのうちの1は自分や家族などの身内がアクセスしていたというケースも実に多いです。

もしくは、アクセスはあるものの、機械的なアクセスであったり、お客様というよりかは営業の自動ツールなどがアクセスしてきてお問い合わせフォームに営業メールを送ってくるといったようなお客様ではないアクセスがほとんどということになります。

地道にアクセスしてもらえる道を作っていく事が大事

ホームページを作っただけでは無人島に店を作ったのと同義と言いましたが、ではどうすれば?と言うと当然ながら地道にホームページを見てもらうための施策を行うことが大事です。

無人島に店を作った例で考えていけば、そこの無人島までアクセスできる道を作り、いきたくなるような目玉を用意したりするなど、コツコツと無人島に作った店にアクセスできる術を店側が用意していくという事に他なりません。

アクセスしてもらうための手段選び方も大切

ホームページを作った後、アクセスしてもらうための施策が大切ですが、この施策の選び方が非常に大切です。自分たちの環境や状況に合わないものをやろうとすると、当然ながら失敗してしまい、お金も時間も気力も無駄にしてしまいます。

無人島に店を作った例で改めて考えてみると、道を作るとなったとしても様々な方法が考えられます。細かいところは置いておき、飛行機なのか、船なのか、そこからどう繋いでいくのかなど多岐に渡っていきます。

それぞれの手段にはメリットもデメリットもある

何をどう選ぶかというのは、これが正解というものはありません。
それぞれ置かれている環境は異なりますし、言ってしまえばかけられるコスト、マンパワーはどれくらいか、期間をどれくらいで考えるのか、そういうそれぞれの事情や環境によって大きく異なるため正解はバラバラです。

そのためよくネット業界ではあるあるの1つになりますが、Aで絶賛されていたものがBでは酷評されるという事がよく起こります。それくらい、どの手段を選ぶかというのはとても大切です。

先ほどの無人島の例で極論を挙げてしまえば、飛行機で道を作ろうとしたのに、実は空港が無かった!といったようなことは、あり得ないとこういうケースでは思ってしまいがちですが、ホームページ関連では実は似たような、嘘でしょ?というような事は起こりえます。

自分たちにあった手段選びが大切

どんな手段があってどういうケースならどういう手段を考えるのが得策かというのはそれぞれまた別で解説していきたいと思いますが、最も考えなければいけないのが、自分たちにあっているかという点です。

よく成功事例などが紹介される事はありますが、とても参考になる反面、はたしてそれは自分たちにも当てはまるだろうか?という考えは間違いなく持っておく必要があります。

再度、極端な例にはなってしまいますが、全国チェーンのお店でうまくいった成功事例が、個人経営のお店でうまくいくかというのはまた別の話になるのです。

今では広告、SEO、SNS、動画など様々な手法が出てきています。
つい新しいものに目がいき、これで成功しました!といった事例を目にすると、自分たちもやらなきゃ!と思ってしまいがちですが、コストやマンパワーなどを考えてやる必要があります。

まとめ

色々と書いてきましたが、改めて最後に、ホームページで売上を上げたり何かしらの成果を出すことを考えるのであれば、作る事を目的にしない事だけをまずは覚えておきましょう。

以前にホームページを作る目的をしっかりと考えておくという話をしましたが、作る目的を考えたら、ホームページを作る際に、作る事がゴールにならないように注意しましょう。というお話です。

ネットで成果を出す事などは裏技的なものを除けば、基本はマラソンと似たようなものです。
まずはスタートにたって、しっかりと5km、10kmと走って行った先にゴールが見えてくるものです。

ホームページを作るという事は、このマラソンの段階で言えばまだ良いシューズを選んで走ろうとしている準備段階です。

そして、ホームページが完成したというのも、シューズや服装を選び終え、マラソンのスタートラインに立って走りだそうとしている段階で、ここからがスタートという事にしかなりません。

マラソンで足を一歩、また一歩と踏み出して走るように、ホームページで成果を出すためには、同じように地道な施策を1つ、また1つと繰り返していくのが大切になります。

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