手首骨折での入院と手術について
全身麻酔での手術や手術前後の状況・痛みについて

  • 2023.12.01
  • 2022.10.25

雑記など

手首骨折での入院と手術について。全身麻酔での手術や手術前後の状況・痛みについて

右手の骨折関連のまとめ「第3回目」となります。
今回は再検査をして、やはり骨ズレが大きいことから手術が必要になったということで、その手術とそのための入院のところについてまとめてみたいと思います。

前回にも書いた検査の後の入院手続きなども全て終えると、あとは入院初日に改めて受付にきてください。ということで終わるので、あとは入院日まで仕事して過ごしていました。

入院当日になって指示された窓口へ行って受付すれば入院生活の始まりです。

前日入院→手術→翌日退院という3日間の短い期間にはなるのですが、手術に関することをまとめているので、フリーランスや1人事業、法人だけど1人でやってるという方は一番気になるところなのかな?と思っているので、色々詳しく状況などまとめています。

簡単にまとめるとこういう感じ

  1. 病院の窓口にいっていざ入院
  2. とはいえ、手術前日の入院はやること特になし
  3. 手術は全身麻酔であっという間に終わる
  4. 術後はケーブルだらけで身動き取れず
  5. 念のためで術後しばらくはベッドの上から移動禁止
  6. 主治医チェックの後はケーブル外れてだいぶ楽に
  7. 手術後しばらくは特に夜はまぁまぁの痛みが伴う
  8. 耐えて翌日の退院時になればもうだいぶ余裕
  9. 退院後は右手使えない以外に問題無し

といった感じでした。
より詳細は下記にまとめています。

実は初めての本格入院で少し緊張

入院当日になったため、朝の10時に受付に来てくださいと言われていたので受付に行ってきました。実は自分自身、昔に盲腸で入院的なことはしたことあったのですが、その時も薬で散らすということで1日で終わったので、本格的な入院ははじめてでした。

受付の窓口に行って今日から入院の○○です。と告げれば、改めて説明が始まって入院用のフロアに案内されて、そこで担当してくれる看護師さんと引き合わせていただきバトンタッチといった感じでした。

そこからは担当の看護師の方から説明を受けて、そもそも自分が何号室で入院なのかどこに何があるのかなど色々な説明を受けました。弱ってる時の看護師さんってめちゃくちゃ頼もしく見えますね。

とはいえ手術前日は本当にやること無い

一通りの説明が終わったらあとはもう自由時間です。
実際手術の前日に入院はしているものの、何か病院側からの制約的なものがあるのかと思ったら本当に何もなかったです。

健康状態とかをちゃんとチェックして事前管理して手術に臨むといった感じなのか、血圧測定だったりとか体温測定だったりとかそういうチェックがあるくらいでした。

自分は今回は仕事やるためにも個室を選択したので、部屋に誰もいないので荷物を片付けて早速仕事の準備をしたりしてました。本当に手術前日の入院生活は特に何も無かったくらい仕事してました。

ちなみに余談ですが、体温測定してる時は右手骨折してるので右側の脇で体温を測ると37.5とかで高く、左腕側の脇で体温を測ると36.4などの平熱でした。骨折してるせいで熱持つんですね。

あとは右手が骨折してるので左手で箸を使わなければならず食事が大変なのですが、入院時の食事はすべて串刺しで用意してくれ、ご飯も小さなおにぎりで串刺してくれておかずも全て焼き鳥のように串状態にしてくれ食べやすい配慮してくれて助かりました。

といった余談はありつつも、本当に手術前日はやることは特になかったです。

手術までの流れと全身麻酔の手術

何度も書いたように特にやることはなく、あるとするなら、翌日の手術時間などに応じて、飲食に関する制限があるので守る点はそれくらいでした。

自分の場合は手術が午後からだったので、それまでは同じように仕事して過ごしました。
ただ手術のためその日は食事が厳禁となり、10時以降(だったかな?)は一切の水分摂取もダメと言われたのでそれを守るくらいでしょうか。

なので10時前にいったんしっかり水分を摂取してあとはまた同じように仕事をして過ごすというところでした。

手術時間が近づいたら術着に着替えて準備

手術まで時間があるのでひたすら仕事をして、時間が近づいてきたら手術着に着替えます。
この時、足はむくみの防止なのかめちゃくちゃピッタリの白のタイツのようなソックスを履かされます。

ただ、このソックスなのかタイツなのかわからないやつがかなりタイトでキツイので、右手骨折してるので片手ではどうあがいても履くことができず、看護師さんに手伝ってもらいながら履かされる形になるのでめちゃくちゃ恥ずかしかったのだけは覚えています。

そして手術時間がきたら後は看護師の方に付いていって手術室に行くだけです。

最近の病院はミス防止のため、めちゃくちゃ事前確認などがされます。
手術室に入る前、手術室の台に乗った際など、名前、生年月日、何の手術でどこの部位をするのかなどを念入りに確認する形でした。

全身麻酔の手術は気付いたら終わっていた

今回の自分の手術は全身麻酔で行う形でした。
調べてみると病院によっては部分麻酔(局所麻酔)でやるところもあるし、全身麻酔でやるところもあるようですが、自分が行った病院は全身麻酔でした。

そのため、実際の手術というと、手術台のベッドに寝かされて少ししたら麻酔で強制的に落とされるので、そこからは記憶が何もありません。その間に手術が行われ、目が覚めた時には全てが終わっていた。という感じなので手術がどうだったかというのは何も述べられることがありません。

まさに、手術台に乗ってしばらくしたらいつの間にか眠るように落ちていて、いつのまにか声をかけられて起きたら終わってたという感じでしかないのです。

手術後の麻酔から醒めた後は、入院前・手術前にも説明を受けてましたが人によって状態や症状が様々で、すぐに元気になる人もいればしばらくぼーっとしている感じの人もいるという事でしたが、自分はわりとすぐ回復して問題なかったです。

術後は痛みとケーブルだらけで身動きが取れない

手術は麻酔で落ちてるので痛みどころか意識すらないので、あっという間というか寝てた間に終わっているのですが術後はなかなかに大変でした。

まずやっぱり痛いです。
痛み止めが点滴経由で処方されますが、それでもジンジンしたり熱を持って痛かったです。
看護師さんがタオルに氷をくるんで持ってきてくれたので、それでひたすら冷やすというのをずっとやってました。

それでも痛いとはいえ我慢できないレベルではないし、そもそも当時の骨折時の痛みに比べればかなりマシな部類なので、とりあえず頑張って我慢してました。結果的にはその翌日にはもうだいぶ痛みも引いて痛み止めの薬も処方されるのでほとんど痛みは無かったです。

とにかくケーブル類が多い

むしろ何より手術後は右手は手術したばっかりで動かせません。
それは当然なのですが、左手も左手で、指には酸素量をはかるためのパルスオキシメーターが差し込まれ、左手の甲には点滴用の針が差し込まれているので両腕が塞がっている状態です。

さらには体には心電図などのケーブルが何本も取り付けられているため、術後すぐというのは全く自由度はなく限りなくゼロに近いと言えます。

術後すぐは動く事がそもそも禁止

そういう状況だったので、術後もすぐ仕事できたりするかなーと思ってましたが、無理でした。痛みもあるし、そういったケーブル類の影響もあってそもそも身動きが取れないので、すぐ仕事はできないと思っておいた方が良いです。

1人事業の方で手術日に外せない作業などが入ってしまう場合、それはもうリスケするか他の人に依頼するかした方が無難です。一定時間が経たないと仕事するというのはまず難しい感じでした。

また、そういう状況なので、手術へ行く前にスマホは取り出しやすい位置に置いておき、戻ってきたらすぐ取れる用にしておいた方が良いかもしれません。

自分は鍵を閉めたロッカーのカバンの中に入れてしまったため、自分ではなかなか取り出すことができず、看護師の方にお願いして取ってもらわなければならない状況でした。

そしてケーブルが繋がってたり点滴もしてたりなので、トイレへ行く事ができません。というかベッドから起き上がって歩き回るのがしばらくは禁止という状況でした。

術後に主治医が訪問してきて数値だけでなく色々と様子を見てチェックして大丈夫という判断を経て、トイレへ行くなど起き上がって動く事ができるといった感じでした。

ちなみにそのトイレへ行く1回目の時は麻酔の後のため安全確認で看護師不在では行く事はできず、看護師を呼んで何かあった時に対処できる状況で行かなければいけないという感じでした。

もしその動いてはいけない間にトイレ行きたくなったら、ベッドの上でし尿瓶を使っておしっこをしなければなりませんし、手術後にはベッド脇にし尿瓶が設置されます。なんなら、痛みとかで1人でし尿瓶でやるのが無理だったらナースコールしてください。と言われます。

絶対にギリギリまで我慢しようと思った次第でしたが、むしろもし「大」がしたくなったらどうするんだろう?と思いましたが、さすがにそれは恥ずかしく聞けずでしたし幸いにもそういう状況にもならずでした。

主治医の手術が自分以外に入ってたり他で長引いたりしてると、そのチェックになかなか来れなかったりで数時間来ないとかもあるので、術前にトイレ行って術後は行かなくて良いくらいにしといた方が良いかなとは思います。

手術後の主治医確認後はケーブル類が外れ点滴だけに

しばらくはずっと心電図のケーブルや、パルスオキシメーターが手につけられたりと不便ですが、しばらく経って主治医の巡回が来て数値などの問題がなければ、これらは取り外してもらえました。

この状態になれば、あとは左手甲からの点滴だけなのでだいぶ自由度が高いです。
むしろそれまではケーブルが付いてたり術後の痛みもあったりで何かしようという気にはなれず、ひたすら時間が過ぎるのを待っている感じでした。

気合いをいれて頑張れば出来そうでしたがそこまで必須な作業などもないので、とにかくぼーっとケーブル邪魔やな…右手痛いなぁ…的なことを思いながら時間が過ぎるのを待ってた感じです。

ケーブルなどが色々外れさえすれば非常に楽なので、歩いてトイレも楽に行けますしお茶を取りに行ったりスマホ見たりなどもやりやすくなった感じでした。

とはいえ、手術後の仕事はやはり難しかった

ただ、実際にケーブル類が外れてこの時に仕事できたか?というと痛み自体はまだ残ってるのと、なによりも点滴が邪魔というか、力を入れると血が逆流して点滴のケーブルが赤く染まってしまったりするので難しかったです。

手に力入れなければと思っても、何かの拍子に力が入ると点滴のケーブルに血が逆流してしまうので、パソコン使ってがっつり何かの仕事をやるというのはかなり難しかったです。実際自分は短期間で2回逆流させてしまったので辞めておきました。

せいぜいスマホで連絡したり、返信したりとかチェックしたりくらいが出来るレベルでした。

とはいえ自分の場合は大事な案件分や作業分などは、事前に予約送信だったり予約作業的なことをして対策しておいたので、そこまで急ぎのものはなかったので力が入らないような業務をしてました。

手術後のむくみやしびれと熱を持つのが夜中も続きまぁまぁ痛みます

術後そのまま数時間おきに看護師さんが定期巡回だったり点滴を付け替えたりとしてくれますが、まぁまぁ痛みは続きます。このあたりは人によって色々と異なるとは思いますが、自分自身の経験としては、ややむくんでいるというか、痛みでしびれているような感じで、ジンジンとした鈍痛が続くといったイメージです。

夜はうっすらと眠りながら、何かの拍子で目が覚めたら右手痛いなぁ…というのが続く感じでした。

まぁ結局はいうてその1日くらいだけなのでそこさえ乗り切ればどってことないのですが、当時はこの痛みってどれくらい続くのかな…明日から仕事できるかな…とちょっと不安でした。

そんな感じで痛みに耐えながら寝てはまた起きてを繰り返して翌日の退院を迎えます。

翌日になれば痛み止めで痛みも引いて問題無し

しばらく夜中とか起きたりしつつも時間がいつのまにか寝て起きた頃には痛み止めなどが効いているのかだいぶ痛みも引いて右手が動かない(動かせない)以外はそこまで不便なども無かったです。

普通に朝食を食べて過ごせたりします。
そして主治医が朝の検診をして問題なさそうなら退院という流れになりました。

実際もう右手の痛みは特に感じたりせず(痛み止め飲んで効いていただけですが)、普通に退院の準備として片付けたり着替えたりと右手が使えないため不便ではあるものの問題なく行えました。

そのため、退院までの時間が空いてる時にパソコン立ち上げてちょっとだけ仕事したりもしてました。添え木があったのと病室内だったので道具も足りなかったためタイピングはしにくかったですが、右手も指先だけなら動かせるので通常時より少し遅いくらいのスピードで仕事もできて一安心といった感じでした。

退院はあっけなく終わる

退院は準備ができたらそのまま帰るという感じで非常にあっけなく終わります。
着替えをして荷物を片付けて、看護師さんと忘れ物ないかなどの最終チェックをしたら終わりです。

自分は終わったとしても、実際現場で働く看護師さんたちには他の患者がいるので忙しそうにしてますし、前日の夜勤の方達はもう上がっているため、自分を診てくれていた看護師の方もいないといった感じです。

なので、普通に御礼を述べてそのまま退院手続きをして家に帰るという感じでした。
2泊3日の手術のための入院でしたが、あっという間と言えばあっという間でした。

退院後は腕が使えない(動かない)以外特に問題なし

退院手続きが終わればそのまま家に帰るのですが、もうこの頃には痛みは痛み止めのおかげかほぼ皆無といっても良いくらいでした。

右手が使えない・動かないということ以外は本当に以前と変わらずといったところです。
ただ本当に右手が使えないどころか、一切指先以外動かないくらいに筋肉が固まっているということには驚きとやや恐怖でした。

リハビリで徐々に動くようになるよ。と言われてはいたものの、右手これ動くの?本当に?という感じだったのが本音です。実際にリハビリして数ヶ月経てばほぼ元通りに近い(完全な元通りではない)状況にはなったので良かったのですが、当時はやっぱり不安でした。

とはいえ、結局は仕事面で言うならば、手術した翌日からほぼ骨折前と同じようなスケジュールで仕事をすることができたので、手術を選択しておいて良かったと心から思った次第でした。

ということで、入院から手術はこのくらいにして、この後はリハビリなどへと続いていくことになるので、また別記事でまとめていきたいと思います。


※手首骨折の記事が長くなったため、全ての記事をまとめた一覧ページを作っています。時系列など含め確認できるようにしました。

手首骨折の総まとめ|入院・手術やリハビリに仕事復帰から再手術まで記録

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思えば1年ちょっと前に旅行先で利き手でもある右手首を骨折してしまって、痛みとともに仕事大丈夫かこれからどうしようという不安はとてつもなく大きかったです...

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