手首骨折後に仕事が出来るのかの総まとめ。
手術後の仕事復帰やどれくらいこなせるのかなど

  • 2023.12.01
  • 2022.10.31

雑記など

手首骨折後に仕事が出来るのかの総まとめ。手術後の仕事復帰やどれくらいこなせるのかなど

手首骨折におけるテーマで色々まとめていますが、実際に自分が1人事業でやっているのでわかるのですが、骨折したときにもの凄く考えるのが、仕事どうしよう…復帰ってすぐできるのか?といったことなはずです。

自分自身、骨折時に激しい痛みにはもちろん悩まされましたが、それと同じかそれ以上に、今後の仕事のことで不安を抱いたのも事実です。

折れたらタイピングやマウスはできるのか、仕事復帰はいつだ?手術?入院?今の仕事全部キャンセルになったりするの?収入やばくなる?なんて事が、頭の中をグルグル回りました。

ということで、今回はそんな手首骨折をした自分が、手首骨折後に仕事はどれくらいできるのか、その状況と骨折をして最短で仕事復帰するならどうするのが最善なのかというのをまとめてみました。

まとめるとこんな感じ

  1. 骨折直後は不安でいっぱい
  2. 応急処置して固定化したら思ってたよりは出来る
  3. 最短で仕事復帰するなら手術の方が良い
  4. ギプスだと完全復帰まではかなり時間がかかる可能性大
  5. 手術後は翌日の退院後から普通にタイピングやマウス操作が可能
  6. 手術後1~2週間もすれば添え木も取れてより仕事がしやすくなる
  7. 退院して添え木が取れてしばらくすれば、骨折前とほとんど変わらない

といった感じでした。
より詳細は下記にまとめています。

骨折直後は痛み以上に仕事の不安で頭がいっぱい

1人事業主やフリーランスのような立場で主に1人で仕事をしていると、こういったトラブル時には仕事が出来なくなってしまい、抱えている案件やクライアントに迷惑がかかってしまい、最悪仕事が吹っ飛んでしまう可能性・恐れがあります。

今回、右手の骨折をした(正確には怪我時点では折れたっぽいな…という感覚)瞬間、激痛に襲われてしばらくして、いや、これ仕事できるか??という恐怖に襲われました。

不幸中の幸いなことに手だけをメインで使う仕事ではないものの、利き手の手首骨折というのはもはや生命線でマウスの操作やタイピングなど、特にデザインやコーディングなども行っている身としては出来るんだろうか…という不安がひしひしと襲ってきました。

とにかく怪我して救急病院へ行くまでは痛みとともに頭の中をずっと今抱えている案件のスケジュールや誰かに依頼できるか、任せて間に合うか、どうするか、というのをずっと痛い、どうしよう。痛い、どうしようと頭の中がぐるぐる状態でした。

応急処置して固定化したら思ってたよりは出来る

自分の場合は骨が折れてズレてしまったことで激痛を伴っていましたが、救急病院での応急処置として骨のズレをできる限り手技にて治してもらい、簡易ギプス的なもので手首が動かないように固定化してもらったら、動かさなければ痛みもなくなりました。

とはいえ救急ではあまり落ち着いて質問などできなかったので、とりあえず痛み止めももらいそれを飲んでいれば、不便さは最大でしたが痛みはほぼゼロになったのでこれならなんとかなるかな?という感じでした。

幸い折れたのが手首なので、手首は全くもって動かせませんが、指先だけは動かせます。実際にちょっと試してみたところ、指先でタイピングもどきをしても痛みもなくやろうと思えばやれるという状況でした。

固定して激しく動かさないデスクワークならOKをもらう

その後、地元の総合病院にて紹介状経由で改めて診てもらい、入院と手術が決まったわけですが、その時にあらためて落ち着いて仕事について質問をして聞いたところ、指先は動くしデスクワークなどであれば無理せず痛みもなければやって大丈夫という医師からの判断をもらえました。

キーボードやマウス操作などに力は一切不要なので、それくらいの軽作業ならOKという事でした。当然美容師の方やマッサージやエステなどの施術系の方であれば、ひねったり力が必要なので不可という感じでした。(そもそも動かせないので向き変える系は物理的に行えないです)

実際やってみたら、固定のギプスは邪魔と言えば邪魔

応急処置の時につけてもらった固定用のギプスっぽいものを手術までずっと付けていましたが、マウス操作したりタイピングの時にそのギプスがまぁ邪魔です。

簡易的なギプスでこれなんだから、実際のきちんとした完全固定するギプスだともっと邪魔なんだろうな…という思いが出てくるほどに、慣れていないとやはり邪魔でした。

とはいえ少なくとも仕事はできるしという気持ちで、角度を色々調整したり、キーボードやマウスを置く位置など調整して、日々微調整をして入院・手術の日まで過ごしていました。

実際この時にランディングページのコーディング納品しました

骨折した時はこの案件どうしようかともの凄く悩み頭を抱えていましたが、実際に仕事できるということなので、タイピングもそこそこ早くできる、マウスも操作できるということで、案件を知人に依頼やお願いなどせず、そのまま自分で行いました。

月曜日に再検査で仕事痛みなくてデスクワークならやってもいいよ。という事を言われたので、その場で即ランディングページの制作のデザインを引っ張り出してそのままコーディングを一気に仕上げました。

木曜日には入院だったので、なるべく水曜の始業前にはクライアントに送れるように、火曜日の夜中中に仕上げて、水曜日の早朝に送り、その日に追加や修正などをしてそのまま納品という超スピード納品でなんとかこぎつけられました。

そのため、このクライアントは自分が骨折しているという事を今でもご存じなく、なんなら逆にめちゃくちゃ納品早いですねーと喜ばれたくらいで怪我の功名ってやつでしょうか。

といったように、まぁ頑張ればいつもと同じとまではいきませんが、6割~8割分くらいの仕事はできたんじゃないかなと思います。手術まではそういう感じで、結局なんとかやりくりして仕事をやってました。

ただ、やはり最大の懸念・不安は手術後でした。
手術をした後、どれくらいで痛みはなくなり動いて仕事に復帰できるのかはかなり不安でした。

手術したらどれくらいで仕事復帰できるのか問題について

地元の総合病院で再検査をして入院・手術に決まったわけですが、この時、手術して治療するのか、ギプスで固定して治療するのか、それぞれ何がどう違うのかというのも仕事が絡むので聞いていました。

自分はもう骨のズレがひどかったのでそもそも手術一択という感じでギプスで固定しての治療という手段は取れないという状況でしたが、結論を言えば、仕事復帰を優先したいなら、手術一択かなとそう思います。

実際自分は手術で回復しましたが、仕事面を考えたらこれで良かったと心から思ってます。

ギプスの固定は回復に時間がかかる

ギプスで固定をする方法だと、右手自体をもうギプスで完全にガチガチに固定して骨がくっつくのを待つことになるため、その固定で1ヶ月~2ヶ月ほどかかります。

そしてそこで終わりとはならず、骨がくっついただけなためさらにそこからは動かない右手首を動かすためのリハビリが始まり、そのリハビリで少しずつ可動域を戻していくのでさらに時間がかかるといった感じです。

デスクワーク的な仕事面で考えると、このギプスが1ヶ月以上続くのがやっかいです。
医師と相談してギプスの角度とかをタイピングしやすい角度とかに合わせてもらえるとかなら良いのですが、そうでなければマウス操作やタイピングがかなりしんどくなると思います。

ガチガチに固めてギプスをしながらなんとか仕事をやり、ギプスが取れた後からリハビリ開始ということで、仕事面でも日常生活に戻るのにも時間がかかるという感じです。

手術の場合は術後すぐから仕事ができる

一方で、手術の場合は骨にボルトを埋め込んでプレートで固定をして固めるので、術後しばらくは固定のため木の板を添えて固定しますが、ギプスが必要ありません。(自分の時は術後に木の板を添えてそれを包帯でグルグル巻きにして固定してました。)

たまに添え木が邪魔だなーという感じが無くは無いものの、そこまで頻繁に邪魔という感じもなく、手首の下に固定の木の板みたいなものを敷いて包帯で固定してるだけなので、作業効率が多少は落ちるとしても色々工夫をすればすぐ仕事もできましたしマウス操作とタイピングなら問題ありませんでした。

そしてその添え木すらも1週間ちょっとくらいで取れますし、そこからは水につけても問題もなく、お風呂にも入れてリハビリなども始まるので、仕事だけでなく日常復帰も手術の方が早いんじゃないかなと思います。

ただ手術の方は、ボルトを骨の中に埋めるので、骨折していた箇所の骨がくっついたら、1年後くらいにまた埋め込んだボルトを抜くための再手術が必要になるため、計2回の手術をすることになりますし、入院と手術などで金銭的に負担が大きくなるのは否めないかなとも思います。

仕事復帰を最優先に考えたら手術の方がやりやすい

それぞれにメリットデメリットがあり、手術は比較的簡単な手術とはいえ、麻酔を打って体にメスを入れて行うので、100%安全というわけでもなく様々なリスクも伴うことになります。

今回の自分はそもそも骨がズレていたためギプスで固定しての回復は避けた方が良く手術しか選択肢がないというのが実情でしたが、実際にどちらが良いかはその人の状況や環境、考え方や金銭面などによって変わるかとは思います。

とはいえ、自分のようにフリーランスだったり、1人で事業をやっているというな方の場合、なるへやでの仕事復帰を優先としたいと考えるのではないかと思うので、そう考えるのであれば、手首の骨折における回復手段はもう手術一択じゃないかなと感じました。

実際、自分は手術してから退院して即仕事復帰しましたが、手術にしておいて良かったと心から思ってます。

手術が終わり退院後はほとんど通常通りに戻る

手術を無事に終えて退院をしたら、しばらくは経過観察をしてそこから即リハビリが始まります。骨をプレートで固定しているので、多少なにかしてもズレたりしないので、術後すぐにリハビリを始める事ができるわけですね。ありがたい。

ちなみに術後すぐというのは、骨折した右手の手首は全く、本当に言葉通り、全く動きません。
もうなんか筋肉なのかそのあたりがガチガチに固まっているのか、指は動かせるのに手首は全くといっていいくらいに動きません。

なので仕事は指先を動かす系の仕事のみできる感じです。
デスクワーク系はできますが当然ながら美容師などのように「手」をメインで使ってやる仕事などは自分たちのように術後すぐにというのは難しいはずです。

退院したその日から仕事はできた

実際に自分は入院し翌日に手術、その翌日に退院という流れでした。
期間としては3日間になるのですが、退院した日は朝に退院だったのでそのまま帰って普通に仕事をしていました。

それくらいに退院した頃には痛みもなく(実際には痛み止めで止めていた)、仕事をするのに指さえ動けばなんとかなるという状況だったので、添え木が邪魔ではあったものの、普通に仕事をしていました。

添え木が外れればより仕事はやりやすくなる

1週間か10日くらいもすれば、固定していた添え木自体も取ってOKとなるので、そうなると邪魔するものはなにもなく、骨折前の状況と同じになります。

とはいえ、右手首自体はまだ全然可動域が狭く手首を前後や左右に動かす事はできないので、動かない手首を動かすのではなく、右手をそのままマウスとキーボードを移動させて仕事をするという感じでやっていました。

このあたりの添え木がなくなればもう仕事としてはほとんど通常通りです。
リハビリと日数をこなしていけば、右手の回復が自分でもわかるくらいに可動域が少しずつ増えていくので、どんどん仕事のやりやすさも戻ってきます。

手術し退院後半月もすればほとんど影響は無し

実際には添え木が外れて、ある程度その環境や自分の右手に慣れてさえしまえば、もうほとんど影響はないと言っても良いほどです。

半月~1ヶ月もすれば、もう何も問題はないと言えるくらいにデスクワークという点だけで見れば通常通りになります。デザイン的な制作もコーディングでの構築なども、骨折前とほとんど変わらずこなせるようになっています。

日常生活という面で見れば、まだまだ右手の可動域が非常に狭かったり、重い荷物持てなかったりといった制限が色々ありますが、仕事という点だけで考えたら、手術して1ヶ月経たないくらいでもう骨折前と同じくらいにはこなせるのではないかなと思います。

実際自分はそういう順調に回復していたので、めちゃくちゃお世話になって仕事の多くをいただいているクライアントにだけ、万一の事を考えて伝えてはいましたが、他のクライアントの方には回復順調なので結局は伝えないまま、仕事を続けていました。

そのため、今でも自分が骨折をして入院をして手術をしていたという事を知らないクライアントが大半だったりします。それくらい手首骨折をしても手術できちんと回復すれば問題なくいけるという感じでした。


※手首骨折の記事が長くなったため、全ての記事をまとめた一覧ページを作っています。時系列など含め確認できるようにしました。

手首骨折の総まとめ|入院・手術やリハビリに仕事復帰から再手術まで記録

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思えば1年ちょっと前に旅行先で利き手でもある右手首を骨折してしまって、痛みとともに仕事大丈夫かこれからどうしようという不安はとてつもなく大きかったです...

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